October 25, 2007

考えようね。


先日熱海のツアー中信じられない会話に私たちは身の毛もよだつ思いをしたのでした


 その日は朝から天気もよく海のべた凪海中は濁りを除いては快適なダイビング日よりでした。僕たち一行はボート&ビーチの各チームに分かれてのダイビングを堪能し熱海自慢の美味しいお弁当を頂きながら食事も済ませ帰り支度をしていた時出来事でした。


見る限り20歳前半の元気な男の子が4人の女の子を引率したチーム
。僕たちの 帰り支度が終盤の頃そのチームがボートから帰ってきました。


ふと見ると2人の女性が顔面蒼白で体をまるめ震えていた。船にでも酔ったかな?とみていると「怖かった」と一言隣の女性に独り言とも思えるようにつぶやきました。 その時笑顔で後からボートから戻ってきた若いインストラクター?は明るく「どうだった!」「怖かったの!」と女性に確認。


震えが止まらない女性は小さくうなずくのがやっとの放心状態でした。


そしてこのインストラクターが放った言葉


「ボート始めてだったの?」


「ボート始めてだったの?」ってボートダイビング終わって聞くことか?引率する人間がそんな事を知らずにあの日透明度5m程度の 30mの世界に連れていく行為。 これじゃ事故はなくならないと痛感しました。



事故はどれだけ気をつけていても少しの油断があれば発生します。


だからこそ、事故を未然に防ぎゲストが安全に楽しんでもらえるように演出するのが我々プロのガイドインストラクターの仕事でそこに対価が生じるものだと思っています。 その事を理解できていないプロ。正直多すぎます。決して自分の安全に対する価値観を押し付けようとは思いませんがプロとして自分たちの存在意味を自分達で崩壊させていては発展はありません。


 ゲストも厳しい目で私たちを評価して下さい。あなたをガイドや講習するインストラクターに対して「自分の最愛の人をまかせられるか?」それが信頼の基準です。




motasan01 at 12:01│TrackBack(0)clip!ダイビング 

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